固定金利と変動金利の違いと特徴

住宅ローンなどの融資を受ける際は、借りたお金に利息を付けて返済する必要があります。
利息がどのくらいつくかは、金利がいくらかによって異なります。
金利は年いくらかで表示されるのが基本で、年利で表示されています。
この金利には種類があり、大きく固定金利と変動金利に分けられます。
固定金利というのは返済期間を通じてずっと金利が変わらないものです。
これに対して変動金利は、金利情勢に応じて変更されます。
どの程度の期間で変更されるかは、そのローンの貸付条件によって異なります。
いずれの種類の金利が適用されるかは、ローンの貸付条件によります。
いずれかが貸付側に決められている場合もあれば、借りる側が選べることもあります。
いずれの金利が有利かは、その時点の経済情勢や将来観測によって変わってきます。
景気が低迷していて金利が低いものの、これから景気回復が望めるという場合、つまり現在が金利の底という場合には固定金利が有利です。
今後、金利が上昇しても低い金利を返済期間中ずっと維持できるからです。
一方、現在、景気がよく金利は高い状態にあるものの、景気のピークを迎え、今後は金利が下がると予想される場合には変動金利が望ましいといえます。
今の時点では高い金利が適用されても、今後徐々に金利が下がるのに応じて、適用される金利も見直されるからです。
そのうえで、再び金利が底をついたら、借り換えにより固定の金利タイプを選択すると、金利を抑えることが可能です。