アドオン方式とは

お金を借りられるときに知識を持っていると便利ですが、アドオン方式とは商品の月賦販売などで利用されることのある、借入金の返済方式の1つです。
月賦販売では24回払いや36回払いなど、返済回数を決めたり選んだりします。
この場合に返済の最終回まで、最初の借入金額を元本として、利息を計算します。
一般的な利息の計算法では借入残高に対して、利息の計算を行います。
つまり、1回目の支払いは同じ元本額となりますが、2回目以降は、一般的な方法では元本が返済をするたびに減り、利息も減っていくのです。
そのため、返済の途中で繰り上げ返済をすれば、元本部分が減額され利息の軽減効果が望めます。
これに対してアドオン方式は、借入れた金額全体に対して利息を算出したうえで、その利息を返済回数で割り、返済額を均一化します。
そのため、利息は借入元金にアドオン利率をかけるだけでよく、毎月の返済額の計算は素人でも比較的簡単にできます。
100万円を5年間で、アドオン利率5%で借りた場合、利息額は50,000円です。
総支払額は1,050,000円となりそれを60回で支払うので、毎月返済額は17,500円となります。
もっとも、返済期間中に繰り上げ返済しても元金部分が減らないため、利息の軽減効果が望めません。
お金借りられるとしても、そのため、アドオン方式で返済する場合には、無理に早期返済を目指すのではなく、他に返済方式の異なるローンがあればその返済に充てたり、預金や資産運用によりお金を増やしたほうが有利な場合もあります。